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スタティック駆動タイプ

 スタティック駆動とマルチプレックス駆動の場合では、データ転送の手順が異なります。 また、マルチプレックス駆動の場合でもグリッドアノード混成ドライバタイプと、 グリッドアノード独立ドライバタイプではコントロールの仕方が少し異なります。 なお、駆動方法は個々のVFDによって異なりますので、詳しくは個別の仕様書でご確認ください。

※BDシリーズのVFDに電源を投入してから、最初の1タイミング分のデータを送るまでの間は、 必ずブランキング(BK)を全てハイレベル(H)にして、表示をオフにしておいてください。 これは電源投入前にドライバのシフトレジスタにランダムにデータが入っている可能性があるためです。 この作業を行わないと、電源投入直後に一瞬画面がフラッシュしたり、 大きな突入電流が流れて電源回路に負担を与える危険性がありますのでご注意ください。

スタティック駆動タイプ

 図15は、例にあるようなカスタムデザインされた表示パターンのVFDを、 96ビットのドライバ2チップでスタティック駆動する場合のデータ転送プロコトルです。

図15 スタティック駆動タイプ データ転送手順例

図15 スタティック駆動タイプ データ転送手順例

 

 スタティック駆動タイプのVFDの場合は、 シリアルデータの各ビット(=各ドライバの出力ポート)に、 セグメントが1:1のかたちで割り当てられています。 割り当て順序については、「シリアルデータフォーマット」、 あるいは「データ送り順」という名前の項目で、個別の仕様書では記載されています。 セグメントに割り当てられているビットデータを「H」または「L」にすることによって「点灯」「消灯」の選択を行います。 (アクティブハイ) ドライバにはデータラッチ機能があるため、 スタティック駆動では、一旦データをラッチすれば理論的にはデータ内容は再度ラッチがかけられるまで保持されますので、 データが「H」であれば、対応するセグメントは点灯、「L」であれば非点灯の状態が保持されます。 しかし念のため実際の駆動ソフトでは、ノイズ等による文字化けなどのリスクを最小にするため、 表示パターンが変わらない場合でも、適度にデータ内容をリフレッシュすることをお勧めいたします。

※データビット数、セグメントの割り当て順などについては、 VFDのタイプで異なりますので個別の仕様書をご参照ください。

※カスタムデザインのBDVFDの場合は、データのビット数やセグメントの割り当て順などについては、 お客様のソフトウエア、ハードウエアのご都合にあわせ、ご相談の上決定させていただくことになります。

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