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構造について

構造

 「BDシリーズ」はスリムで高密度のドライバチップを、VFDの内部に搭載しています。 従来のCIGはこのドライバチップを搭載するためのスペースが必要となり、 そのためVFDの外形サイズも大きくなってしまっていましたが、 「BDシリーズ」はドライバチップがスリムであるため、 フィラメントをサポートするフレームの下にマウントすることが可能となりました。 このためCIGでありながら、チップを搭載しない通常のVFDと同じ外形サイズを実現することが可能で、 しかも外部にドライバを必要としないことから、VFDの設計回路の大幅なスペース削減が可能となります。

 このドライバチップは図1のように、フレームの下でガラスプレート上に固定され、 ワイヤボンディングでプレート上に設置された電極と接続されています。 このうちドライバへの入力系(信号や電源)の電極は、 プレート上の配線を通じてリードピンに接続され、VFD外部へリードアウトされています。 ドライバの出力は同じくプレート上の配線を介して、それぞれセグメント(蛍光体)や、 マルチプレックス駆動タイプのものではグリッドに接続されています。

図1 BDシリーズの構造

図1 BDシリーズの構造

ドライバロジック構成

 「BDシリーズ」は、96ビット、または128ビットのドライバチップを、 その用途や表示パターンの内容に合わせて1個から最大4個程度まで搭載しています。 ドライバは図2のように、一般的なVFD用のドライバと同じく、 CMOS-FETで構成されたレベルシフタ(ドライバ)、ラッチ、 およびシフトレジスタ回路を内蔵しています。

図2 ドライバロジック構成

図2 ドライバロジック構成

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