静電容量タッチスイッチ
ガラスと金属が織りなす、今までにない「鏡面」でデザイン性に優れた静電容量タッチスイッチです。 スイッチパターンは、お客様で自由にデザイン可能。長寿命で薬品洗浄も可能です。
主な機能・特長
スイッチ自体が美しい
高精細の薄膜金属パターン

50年に及ぶVFD製造技術で培った高精細薄膜形成技術を応用。 ガラスに直接、スイッチパターンを金属の薄膜で形成します。更にノリタケ独自の技術で金属を黒色化も可能。
精密基板の配線幅と同じ、最細10μmの極細表現が可能。ガラスの透明感と、シャープで繊細な金属パターンが、タッチスイッチを美しく仕上げます。
従来のタッチスイッチにない鏡面のスイッチ

静電容量タッチスイッチの構造上、通常では困難な「スイッチ部の鏡面化」を実現。 新しいスイッチのデザインが可能となり、製品の魅力を向上します。
光が映えるLEDバックライト対応

LEDバックライトを白色導光層に通すことで、スイッチのアイコンや文字自体を光らすことができます。 発光部もタッチ認識させることもでき、美しい光でデザイン性を高めます。
静電容量式で長寿命・ガラスで清潔
機械摩耗がないから長寿命
静電容量方式なので、通常のスイッチのような機械的接点や可動部品がありません。機械寿命がないため、圧倒的に長寿命です。

ガラス背面のパターンだから印字剥がれや傷に強い

スイッチのパターンはガラス背面に形成されます。スイッチを押す面から直接触れられないので、パターンが剥がれ落ちる心配はありません。
またガラスはアクリルと比べて27倍、ポリカーボネートより42倍も硬いため傷に強く、操作パネルの見た目の劣化を防ぎます。
【動画でみる】「ガラスは傷に強い」は本当か? アクリルとガラスの耐傷性比較
フラットなガラスだから薬品でのふき取り洗浄可能

通常のスイッチではどうしても突起がでてしまい、隅々の掃除が困難です。 またスイッチの材質によっては薬品での洗浄ができない場合もあります。
当タッチスイッチはフラットなガラスなので、薬品による拭き取り洗浄にも強く、清潔な環境での使用にもお勧めです。
【動画でみる】アクリルは有機溶剤で溶ける? アクリルとガラスの耐薬品性比較
ノイズに強い/感度が高い
ITOよりもタッチ感度調整幅が広い

ITO膜のタッチスイッチと比べて、金属膜の当タッチスイッチの方が低インピーダンスです。 タッチの際により強い信号レベルを得られるため、S/N比(信号雑音比)が良好となり、タッチ感度の調整幅(ON/OFFしきい値調整幅)が広くとれます。
大きいノイズにも耐えられる

大きいノイズが侵入するケースを考えると、タッチ検出信号のマージンを大きくとる必要があります。
ITO膜はS/N比が良好ではありません。ノイズの入り具合によっては、ある瞬間においてONかOFFか判別できない信号レベルが存在するようになり、誤作動の原因となります。 解決には複雑な判別処理が必要で、開発に苦労するケースが少なくありません。
金属膜であれば十分な調整幅が確保できるので、よりノイズに強くすることができます。
弱い信号レベルでも検出できる

タッチの際に電極から距離があったり、薄いゴム手袋などを装着するとタッチ検出信号レベルが弱まります。
ITO膜の場合、インピーダンスが高いため信号レベルが上がらず、ONかOFFか判別しづらくなります。
金属膜であればインピーダンスが低いためより信号レベルが高まり、高感度でタッチを検出することができます。
タッチ感度がアクリル製の2倍良い

アクリル製のタッチスイッチと比べて、ガラス製の方が誘電率が2倍良好。
アクリルの2倍の厚みでも同程度の感度が得られます。
自由なパターンデザイン
構造とパターン色
このタッチスイッチは、意匠デザインを施したスイッチパターンと、配線を同時に形成します。デザインルールに従って自由なパターンをデザインできます。
詳しいデザインルールについては、営業まで資料請求をご依頼ください。

標準品ベースにデザイン

通常は標準品の構造をベースに、スイッチパターンのみ自由にデザインいただきます。
標準品では、外形サイズ、LEDバックライトの発光位置、FPC位置があらかじめ決まっております。 導電層(黒・ミラー)、絶縁層(黒)、透過層(白)のパターンを自由にデザインいただけます。
キースイッチシリーズでは、絶縁層(黒)のみのパターンを自由にデザインいただけます。
小ロット対応 キースイッチ
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小ロット対応 キースイッチ