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色覚の個人差を問わず多くの人に見やすい表示器としてお使いいただけるよう、蛍光表示管(VFD)の代表的な2品番において「カラーユニバーサルデザイン認証」を取得いたしました。

CUDマークはNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構により、
認証された印刷物、製品等に表示できるマークです。
カラーユニバーサルデザインの重要性について
色の見え方が違って見える色弱者は少なくなく、日本人男性のおよそ20人に1人、日本全体では320万人以上、世界では2億人いるとされています。 また加齢にともなう目の疾患(緑内障・白内障)により、視力が低下すると共に色の見え方も変わってきます。高齢化社会の進行にともない、この人数はますます増える傾向にあります。
このように多様な色の見え方をされる方々がいる中、私たち製造メーカーは社会から、「誰にとっても見やすい製品作り」を行うことを求められています。
認証取得のねらい
VFDは極めて明るく、その発光色にあらゆる色成分を幅広く含むことから、かねてより見やすい表示器であると多くのお客様から評価を受けておりました。 一方で「見やすさ」は人それぞれ。具体的な指標でお伝えすることの難しいものでもありました。 そこでVFDを「誰にとっても見やすい表示器」として確かな証明の元でお使いいただくために、カラーユニバーサルデザイン認証取得をすることとなりました。
検証現場では色弱(P型色覚/D型色覚)の試験員による現物検証が行われました。 各空間照度(1~2000lx)におけるVFD(輝度100%設定時)の視認性の検証を行い、いずれの条件下においても表示内容を十分認識できることが認められました。 空間照度の目安は、例えば工場等で超精密作業をする際で1500lx、商業施設のショーウィンドウで最も目立たせたい明るいところが2000lxです。 これはあらゆる屋内において見やすい表示器であるということを示しています。
見え方のイメージ
![]() 一般色覚者が見るVFDや写真の色 |
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![]() P型色覚者が見るVFDや写真の色 |
![]() D型色覚者が見るVFDや写真の色 |
Photoshop CCでのCUDソフトプルーフ機能による色覚シミュレーション
カラーユニバーサルデザイン認証取得製品
下記の製品は輝度100%での使用時において、商業施設などの明るい屋内においても文字が読みやすい表示器として、カラーユニバーサルデザイン認証を取得しております。
上記品番以外のVFD製品は認証取得されていませんが、同じ仕組みで発光しており、見やすい表示器となっています。