駆動タイプと駆動回路
マイクロプロセッサ
「BDシリーズ」は、インターフェースに同期式シリアルデータ入力方式を採用しています。 したがって高耐圧のI/OポートがついたVFD駆動用のCPUは必要がなく、 汎用のシリアルポート付のCPUで直接駆動が可能です。
スタティック駆動タイプと駆動回路例
スタティック駆動の場合は、図13のようにシリアルI/Oからコントロールができればベストですが、 I/OポートだけでVFDのシリアルデータ入力のコントロールを行うこともできます。

図13 接続回路例1
マルチプレックス駆動タイプと駆動回路例
マルチプレックス駆動タイプの場合は、VFDコントロール専用に、 シリアルI/Oを1系統確保できるようなCPUを設定いただくと、 グリッドスキャンも含めた余裕のあるコントロールスピードを確保することができます。 マルチプレックス駆動でグリッドアノード混成タイプの場合は、 スタティック駆動の場合と基本的には同じ回路、図13になります。 図14はマルチプレックス駆動のグリッドアノード独立タイプの場合の接続回路例です。
なお、必ず電源ノイズ防止用のパスコン(0.01~0.22μFのセラミックコンデンサ等)を、 VDD1-VSS間、および VDD2-VSS間に入れてください。

図14 接続回路例2
グリッドスキャン停止保護回路
マルチプレックス駆動タイプの場合、不測の事態によりCPUが停止すると、 グリッドスキャンが停止し、その結果VFDが永久破壊してしまう場合があります。 これを保護する目的で、グリッドスキャンシリアルデータ出力(SO)を観察しながら、 万一データ出力が停止した場合には、BKGが「H」になるか、 できればディスプレイ電圧の供給を停止することができるような 「保護回路」を設置されることをお薦めします。(図14)
ドライバ内蔵型BD-VFD アプリケーションノート
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