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"Hello, GU-3000"と表示させてみよう

"Hello, GU-3000"と表示させてみよう

 まず、「Macro操師」を起動してください。そして"ヘルプ"を開いてください。"ヘルプ"と平行してみていただくと、よりいっそう分かりやすいと思います。 そして、表示モジュールとPCを接続してください。

プログラムを書く

 プログラムを作成する場合、


Sub Start()
statements
End Sub

のように、Sub Start()とEnd Subの間に書いていく決まりになっています。 いわば、始まりと終わりのしるしです。

まず、タイトルにもあるように、表示モジュールに何か表示させてみましょう。 例として"Hello, GU-3000"と表示させる場合を以下に書いていきます。

 

プログラム1


Sub Start()                             '・・・①
    Cursor 0 , 0                        '・・・②
    Cls                                 '・・・③
    SetFont 8x16                        '・・・④
    Print "Hello,GU-3000"               '・・・⑤
End Sub                                 '・・・①

 このプログラム1を「Macro操師」にコピー&ペーストしてみてください。

プログラムを実行して、表示させる

 続いて、プログラムを実行して、モジュールに表示させてみましょう。

 

 を押してコンパイルします。 コンパイルすることによって、プログラムマクロの言語に翻訳されます。 次にを押して表示モジュールにデータを書き込みます。 そして最後にを押し、プログラムマクロを実行すると、表示モジュールに"Hello, GU-3000"と表示されるはずです。

プログラムの仕組み

プログラムについて説明します。

1-①は先ほども述べたように、文の始まりと終わりのしるしです。

1-②(Cursor 0 , 0)は、カーソルを左上の端(左上のドット)にもっていく、という意味です。 表示モジュールのカーソルは横1dotづつ、縦8dotづつ動かすことができます。 もしも、Cursor 4 , 2と書いたなら、左上から横4dot、縦16dotずれた位置にカーソルが移動します。

1-③(Cls)を書くことで、表示モジュールの画面を何もない状態にします。 何かを表示させる前に書くようにすると、表示モジュールに書いた覚えのない表示が出る、なんていうことはなくなります。

1-④(SetFont 8x16)で、文字の大きさを決めます。サイズは6x8、8x16、16x32から選べます。

1-⑤(Print "Hello,GU-3000")は、表示モジュールに" "内を表示させなさい、という命令です。

 

カーソル位置(表示位置)を変えて、表示させてみよう

 例えば、カーソル位置をかえて、その位置から"Hello, GU-3000"と表示させたいとします。 しかし、もし1-②でカーソル位置をかえたとしても、1-③でクリアしてしまうことにより、再びカーソルが左上に戻ってしまいます。 それならば1-②と1-③を逆にすればよいのでは、と思うかもしれませんが、クリアする前にカーソル位置を指定しておかないと、どの位置がクリアされるのか分からなくなってしまいます。

 そのため、プログラム1-2のように書くと、うまくカーソルの位置をかえてから表示させることができます。

 

プログラム1-2


Sub Start()
          Cursor 0 , 0           '・・・①
         Cls                    '・・・②
          Cursor 4 , 2           '・・・③
          SetFont 8x16
          Print "Hello,GU-3000"
End Sub

 1-2-①でカーソル位置をはっきり決めておいてから、1-2-②で画面をクリアします。 その後1-2-③で再度カーソル位置を移動させてから表示することにより、左上から横4dot、縦16dotずれた位置から"Hello, GU-3000"と表示されます。

16進数の文字コードで表示させてみよう

 余談ですが、" "内を16進法のコードで表すことも可能です。
(※文字コード表はフォント仕様書をご覧ください。)

 例えば、Hello,GU-3000をコードで表すと、


&h48,&h65,&h6c,&h6c,&h6f,&h2c,&h47,&h55,&h33,&h30,&h30,&h30

となります。そのため、1-⑤を


Print &h48,&h65,&h6c,&h6c,&h6f,&h2c,&h47,&h55,&h33,&h30,&h30,&h30

としても表示モジュールに同じ表示がされます。

漢字を表示させてみよう

 半角文字の場合は関係ないのですが、全角文字を表示させたいときは、


KanjiOn

という文章を書かなければなりません。

 

プログラム2


Sub Start()
          Cursor 0 , 0
          Cls
          SetFont 8x16
          KanjiOn           '・・・①
          Print "表示"
End Sub

2-①でKanjiOnを書いておかないと、 "表示"ではなく、変わった文字が出てしまいますので、ご注意ください。 半角文字を表示させる場合でも、日常的でよく使う文字ならばKanjiOnを書いておいても支障はないと思いますので、全角と半角とを併用して表示させる場合は、常に書いておくことをお奨めします。

 

「'(アポストロフィー)」の意味 ~コメントアウト~

 プログラム例にたくさん「'」(アポストロフィー)がついていることが気になっている方もいるのではないでしょうか。

 

 「Macro操師」では(他の言語でもそうですが)、ソースコード以外のことを書いてしまうと、コンパイル(翻訳)するときにエラーがでてしまいます。 それでも説明文を入れておかないと、訳がわからなくなってしまいます。 そんなときに「'」を説明文の直前につけると、コンパイルのときに除外され、エラーが出ません。 これをコメントアウトといい、「'」をつけたところから行の終わりまでがコンパイル時に除外されます。


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