
線や点を描いてみよう
線や点を描いてみよう
GU-3000シリーズには線や点を描ける機能も付いています。それを「Macro操師」で描いてみましょう。
線を書いてみよう
プログラム3
Sub Start()
Cursor 0 , 0 '・・・①
Cls '・・・②
Line 16 , 8 , 200 , 30 '・・・③
End Sub
プログラム3を「Macro操師」にコピー&ペーストし、前回と同じ手順で実行してください。 表示モジュールに線が表示されたと思います。
プログラムの仕組み
では、内容の説明をします。
前のページで書いたように、いろいろな命令はSub Start()とEnd Subの間に書いていきます。
3-①、3-②も前ページと同様の理由のために書いておきます。
3-③(Line 16 , 8 , 200 , 32)を書くと、線が描けます。 LineもCursorと同じで、左上が(x , y) = (0 , 0)となります。 しかし、Cursorは縦8dotづつが基準でしたが、Lineは縦1dotづつ動かすことができます。 (x , y) = (16 , 8)から(x , y) = (200 , 32)までの線が引けたことになります。
点を書いてみよう
プログラム4
Sub Start()
Cursor 0 , 0
Cls
Pset 100 , 20 '・・・①
End Sub
4-①(Pset 100 , 20)は、(x , y) = (100 , 20)の位置に点を表示する命令です。 PsetもLineと同様に、左上が(x , y) = (0 , 0)で縦横1dotづつ動かせます。
また、点を描く場所は数字で指定するだけではなく、式で設定することもできます。 例えば、y = x / 8という式では、x = 8のとき y = 1、x = 240のときy = 30になります。 (x , y) = (8 , 1)から(x , y) = (240 , 30)の直線を引きたい場合、プログラム5のように書くことができます。
プログラム5
Sub Start()
Cursor 0 , 0
Cls
For x = 8 To 240 '・・・①
Pset x , x / 8 '・・・②
Next '・・・①
End Sub
まず、5-①の説明をします。
For x = ○ To ◎
statements
Next
これはstatementの部分を、xが○から◎になるまで繰り返しなさいという命令です。 ○や◎は0以上の整数でなければならず、また、○≦◎でないとstatementが実行されません。 そして、繰り返したいプログラムの最後には、Nextと書く必要があります。 ちなみに、For x = 8 To 240の"x"を変数といいますが、変数名は"x"でなくとも、文字(英数字、漢字、ひらがな、カタカナ)を使うことができます。
5-②は(x , y) = (x , x / 8)に点を表示しなさいという命令です。 つまり5-①と5-②を組み合わせて考えると、点を描く位置は
x = 8のとき、y = 1
x = 16のとき、y = 2
・・・・・・
x = 240のとき、y = 30
となり、y = x / 8 (8≦x≦240)の点の連続(つまり線)が描けることになります。 ただ、例えばx = 9のときはy = 1.125です。 小数点は切り捨てられるので、実際に表示される点の位置は(x , y) = (9 , 1)です。
また、dot数の範囲を超えてしまうと正しく表示されないので、ご注意ください。