2-2. コードセット(英文字の表示)
2-2. コードセット(英文字の表示)
GU-Dを含め、VFDモジュールは「コマンド制御で簡単に扱える」という特長があります。
今回はコードやコマンドを理解し、キャラクタコードで前回と同じ表示をさせてみましょう。
課題
キャラクタコードを使って、ディスプレイに「Hello!」という文字を1回だけ表示させる。
![キャラクタコード表→[4xH]と[x8H]に位置するコードは[H]](/../../../../upload7fc92/jbimages/font1.gif)
キャラクタコード一覧
これは、弊社のVFDモジュールに搭載されている一般フォント表です。
全ての英数字と記号に、20H~7FHまでの16進数のキャラクタコードが
割り当てられています。
では「Hello!」をキャラクタコードで表してみましょう。
まず1文字目「H」のコードは何か、フォント表から探してみます。
表の見方は、右の画像を参考にしてください。
色の付いた部分が該当箇所です。1ケタ目が4で、2ケタ目が8‥‥
即ち「48H」が「H」のコードです。
次の文字も、同じやり方で見ましょう。以下のようになるはずです。
Hello! → 48H、65H、6CH、6CH、6FH、21H
コードが分かったので、早速スケッチを作ってみましょう!
スケッチ
「ピン配置」と「初期動作」の内容は変わらないので、これから先のスケッチは
メインループの部分だけ記載する事にします。
(実際に動作させる際は、全て記載する必要があるので注意してください)
void loop()
{
Serial.write(0x48); //48h=「H」をディスプレイに表示
Serial.write(0x65); //65h=「e」をディスプレイに表示
Serial.write(0x6C); //6Ch=「l」をディスプレイに表示
Serial.write(0x6C); //6Ch=「l」をディスプレイに表示
Serial.write(0x6F); //6Fh=「o」をディスプレイに表示
Serial.write(0x21); //21h=「!」をディスプレイに表示
while(1){} //以降の命令を受け付けなくする
}
1つの命令で1文字表示させていますので、前回より少し長くなってますね。
スケッチでは、16進数「0x●●」という表記をしてます。
表示画面
「Hello!」 表示されました。
その他、フォント表を見ながら好きなコードを入力し
色んな文字を表示してみましょう。
ここまで、文字表示について学びました。
次回は「コードセット(様々な動作)」について勉強します!

先程のキャラクタコード一覧は、フォント仕様書にも記載されています。
ご覧の際は、以下ページよりダウンロードください。 技術資料ダウンロード
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