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2-2. コードセット(英文字の表示)

2-2. コードセット(英文字の表示)

 GU-Dを含め、VFDモジュールは「コマンド制御で簡単に扱える」という特長があります。
 今回はコードやコマンドを理解し、キャラクタコードで前回と同じ表示をさせてみましょう。

 

課題

 キャラクタコードを使って、ディスプレイに「Hello!」という文字を1回だけ表示させる。


キャラクタコード表→[4xH]と[x8H]に位置するコードは[H]

キャラクタコード一覧

 これは、弊社のVFDモジュールに搭載されている一般フォント表です。
 全ての英数字と記号に、20H~7FHまでの16進数のキャラクタコードが
 割り当てられています。

 では「Hello!」をキャラクタコードで表してみましょう。

 まず1文字目「H」のコードは何か、フォント表から探してみます。
 表の見方は、右の画像を参考にしてください。
 色の付いた部分が該当箇所です。1ケタ目が4で、2ケタ目が8‥‥
 即ち「48H」が「H」のコードです。

 次の文字も、同じやり方で見ましょう。以下のようになるはずです。
 Hello! → 48H、65H、6CH、6CH、6FH、21H

 コードが分かったので、早速スケッチを作ってみましょう!

 

 

スケッチ

 「ピン配置」と「初期動作」の内容は変わらないので、これから先のスケッチは
 メインループの部分だけ記載する事にします。
 (実際に動作させる際は、全て記載する必要があるので注意してください)


void loop()
{
      Serial.write(0x48);    //48h=「H」をディスプレイに表示
      Serial.write(0x65);    //65h=「e」をディスプレイに表示
      Serial.write(0x6C);    //6Ch=「l」をディスプレイに表示
      Serial.write(0x6C);    //6Ch=「l」をディスプレイに表示
      Serial.write(0x6F);    //6Fh=「o」をディスプレイに表示
      Serial.write(0x21);    //21h=「!」をディスプレイに表示
      while(1){}             //以降の命令を受け付けなくする
}

 1つの命令で1文字表示させていますので、前回より少し長くなってますね。
 スケッチでは、16進数「0x●●」という表記をしてます。

 

 

表示画面

  Hello!
クリックで拡大表示

「Hello!」 表示されました。
その他、フォント表を見ながら好きなコードを入力し
色んな文字を表示してみましょう。

ここまで、文字表示について学びました。
次回は「コードセット(様々な動作)」について勉強します!

 


  挿絵
ちょっとしたメモ

 

 先程のキャラクタコード一覧は、フォント仕様書にも記載されています。
 ご覧の際は、以下ページよりダウンロードください。


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